日本の食事
2020/12/13(日)
当法人の入国後講習カリキュラムは、
医療・福祉現場にアジャストするための様々な内容を
取り入れているのですが、
今日は「日本の食事」についてご紹介します。
食事ほど、その国の文化を表すものはありません。
そして食事は、その人となり、その人の健康の礎といっても過言ではありません。
それくらい大切なものであると思っています。
実習生たちは、日本の生活に慣れて来たことに
日本の食事について学びます。
日本の基本的な食事、一汁三菜について今回は買い物から食事作りまで
学びました。
まずは先生から、日本の食事についてレクチャーを受けます。
そして、作るメニュを決め、買い物にいきます。
自分たちで考え、いくらくらいかかるかを考えながらメニューを決めます。
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今回のメニューは、ごはん、お豆腐とわかめの味噌汁、鮭の塩焼き、
ほうれん草のおひたし、きゅうりの糠漬け、だいこんのゆず漬、
さつまいものレモン煮。
先生から日本語で説明を受けながら、調理実習をしました。
みんな楽しそうに実習をしていました。
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できあがったら、みんなで食事です。
茶碗、お椀の置き方、箸の向き、お料理の盛り付けも勉強です。
そして、いただきます。手を合わせます。
インドネシアの料理は全体的に味が濃いです。
塩、砂糖、油、そして化学調味料をよく使う印象です。
そんな食文化を持つ彼らの日本食の感想は・・・
「味が薄い」
みそ汁は、薄くて飲めないといって半分くらい残していました。
漬物は食べなれない味で、1つで断念。
納豆に至っては、口にいれるのも・・・といった感じでした。
鮭の塩焼きとほうれん草のお浸しは好評でした。
可能であれば、サンバル(辛いソース)をかけたかったようです。
入国まもないころはこんな感じですが、
日本の味にも徐々に慣れていきます。日本食がまずい!といって食べられなかった
当法人1期生のZくんは、今ではみそ汁が大好き。日本食も大好き。
そして、日本の食事に慣れてくると、みんな健康的にスリムになっていきます。
そこで初めて、「インドネシアの食生活が病気になるんだ」と
気がつく実習生が出てきます。
いろいろな課題が言われる技能実習ですが、
現場での技能移転以外にも日本の生活からよい習慣を学ぶこともあるのです。
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